小児歯科 │ 歯周病治療 │ 当院で行う予防 │ 当院で行う審美 │ 口腔外科 │ 矯正歯科 │ セカンド・オピニオン

小児歯科

乳歯は永久歯が生えてくるまでの仮りの歯。そんな考えをもっていませんか?
乳歯は、生後6~7ヶ月に生え始め、大体2歳6か月程で噛み合わせが完成されます。
永久歯は平均6歳頃から生え始めます。その頃の子供の成長は計り知れません。
身体だけでなく心も大きく成長する時期、栄養のある食事、沢山の会話など健康なお口の環境でなければ、その成長も妨げられてしまいます。
虫歯治療は勿論、虫歯予防のためのフッ素や歯の溝を埋めるシーラント等、決して無理矢理ではなく、本人にも、ご家族にも納得してもらいながら、歯科医院嫌いにならぬよう、スタッフ一同心がけて診療に当たっています。
一生自分の歯で健康な生活を送るためには、子供のうちにしっかりとした予防や治療を行い、正しく歯を磨く習慣を身に付けることが大切です。
当医院では歯の大切さを考え、また虫歯の予防に重点を置き、歯科医師・歯科衛生士が解りやすく、優しく、丁寧に治療・指導を行っております。

歯周病治療

日本では、成人の約80%以上の方がかかっていると言われる生活習慣病であり、歯の抜けてしまう原因の約50%以上を占めているといわれる疾患です。虫歯で抜けてしまうのが約40%といわれていますから、それに比べてもかなり恐ろしい病気といえます。
最初はあまり症状が出ないままに静かに進行していき、口臭の最大の原因とも言われています。症状が進むにつれて歯茎に炎症が出てきて、出血や膿が出るようになります。口臭がひどくなるにつれて歯がグラグラになり、ついには1本ずつ歯が抜けていってしまう病気です。
また歯周病はさまざまな全身疾患のリスクになります。
歯や歯茎の健康は口の中だけでなく全身と関係しています。口の中には何百種類という細菌が生息していますが、お口から体の中に入り込むとさまざまな病気(心臓病、肺炎、糖尿病、早産等)を引き起こすことが知られ、医科でも問題になってきています。
歯周病は歯周病菌の塊(かたまり)である歯垢(プラーク)や歯石による歯茎の炎症ですが、たかが口の病気とあなどってはいけません。重度の歯周病の人が心臓病になる確立は2~3倍にあがります。

心臓病

重症になると歯周病菌による炎症から血栓(血の固まり)ができやすくなるため、動脈硬化を招き心筋梗塞(しんきんこうそく)や狭心症(きょうしんしょう)などを引き起こすことがあります。また心臓の内側にある心内膜(しんないまく)の炎症を引き起こし、細菌性心内膜炎(さいきんせいしんないまくえん)になる場合もあります。

肺炎

歯周病菌が肺に感染し肺炎になることがあります。

糖尿病

歯周病が糖尿病を引き起こすだけでなく、糖尿病の患者さんが歯周病にかかっていると血糖コントロールが難しくなり、さらに悪化してしまう可能性があります。

早産

歯周病菌による口内の炎症が胎児の成長に影響し早産を引き起こすことがあります。歯周病の妊婦は、歯周病でない妊婦と比べて、早産や未熟児を出産する確率が7倍にもなるといわれています。

原因

原因は、磨き残りであるプラークから始まります。プラークが歯石となり、これを原因として、歯茎の炎症をひき起こし、そのまま放置しておくと炎症が歯を支える骨を溶かしていって、歯が抜けることになります。

治療と予防

治療では、まず始めにプラークが付かないような「ブラッシング」を身に付けていただき、付いてしまった歯石を丁寧に取り除くことでよくなります。しかし歯茎の中に入り込んでしまった歯石は麻酔をして取り除かないといけません。その後の定期健診を続けていただくことで、炎症をコントロールできるようになり、ほとんどの場合、日常生活に支障がないようになれます。

当院で行う予防

欧米では虫歯や歯周病にならないため積極的に歯科医院を活用しています。
日本人が持つ歯科医院のイメージは、「歯が痛くなったら行くところ」ですが、欧米の予防先進国では歯科医院は「虫歯や歯周病にならないため、健康で美しい歯のお手入れに利用するところ、」という考えです。 予防は痛くないのです。
予防を一言で言うと「歯のクリーニング」です。

  • 上手に歯を磨く。
  • 歯磨きで落とせない細かいところや頑固な歯石や歯垢をPMTCでピカピカにする。
  • フッ素を用いた歯質の強化

これらが予防の柱で歯を削ったりするわけではありません。当院では、ご自身によるケアを最も重視し、一年に数回のサポートにより虫歯や歯周病の発生と再発のリスクを最小限に抑制することをおすすめしています。

当院で行う予防

1) 診査(歯・歯茎など)

虫歯や知覚過敏,歯周病に関する歯茎の診査を行います。

2)歯の汚れ(プラーク)の染め出し

虫歯や歯周病の原因となる歯の汚れ(プラーク)が歯のどの部分にどのように付着しているのかを赤い染め出し液で調べます。

3)診査結果の説明

診査結果に基づき、虫歯の有無や歯茎の状態などについて説明します。

4)歯磨き指導

手用歯ブラシによる磨き残し部分の清掃方法、特に歯と歯の間の清掃についてはデンタルフロスや歯間ブラシなど専用の器具を用いた清掃方法を指導します。

5)歯科医院での治療(PMTC)

PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略でプロによる歯のクリーニングです。歯科衛生士が専用の器具や薬剤を使い虫歯や歯周病を予防します。
専門の器具を用いて、普段の歯磨きでは落としにくい部分の歯石をとり、歯の汚れ(プラーク)をきれいに取り除きます。歯磨きでは落としにくい歯と歯の間や歯の歯肉の間のプラークを放置すると、プラークはバイオフィルムを形成し強固に歯にこびりつきます。こうなるともう歯ブラシで落とすのは無理です。
歯科衛生士によるプロのクリーニングでバイオフィルムを破壊しプラークを落とします。また歯の表面をツルツルに仕上げることでプラークがつきにくい歯の表面になります。

当院で行う審美

ホワイトニング

歯を白くさせるホワイトニングには、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの2つの方法があります。当院では、歯を何本かホワイトニングする場合は、ホームホワイトニングをお薦めしております。ホームホワイトニングとは一人ひとりのお口に合った、ホワイトニング用のマウスピースを、歯科医院で作成します。
出来上がったマウスピースにご自宅でホワイトニング剤を注入し、1回2時間程度装着します。この作業をご自宅で毎日1回~2回行い続け、ご希望の白さを目指します。通常は2週間でご希望の白さに到達します。
オフィスホワイトニングというのは、歯科医院で行うホワイトニングになります。マウスピースを使わず、ホワイトニング剤を歯に塗り、プラズマ光を照射して行います。 当院では、歯全体をホワイトニングする場合は、ホームホワイトニングをお薦めしポイント的にオフィスホワイトニングをお薦めするという使いわけを致しております。

セラミックインレー メタルボンドクラウン(セラミックメタルクラウン)

虫歯になった時、その悪い部分を削り取り、穴が開いた部分に人工のつめものを入れます。これをインレーといい、保険では銀とパラジウムの合金が使用されることから「銀歯」と呼ばれます。最近は「見た目が良くないので変えてほしい」と言う方や、金属アレルギーへの懸念からセラミックインレーを選択する方が増えています。
また、虫歯の部位が大きく、インレーでは治療が困難な方はメタルボンドクラウン(セラミックメタルクラウン)で治療できます。いずれも、審美性の高いセラミックを使用するため、自然に美しく仕上がります。

オールセラミッククラウン

全てセラミックからなる人工の白い歯です。色、質感とも大変美しく、審美性に優れた治療法です。歯と歯茎の境目もきれいに仕上がります。金属を全く使用しないため金属アレルギーの方にも最適です。

ポーセレン ラミネート ベニア

薄いセラミック製のシェルを直接削った歯面に、接着する方法です。歯の見える範囲だけを薄く削るだけなので歯髄(神経)にダメージを与える危険性が少なく、セラミックで修復されるので審美的です。

口腔外科

親知らず(埋伏歯)

現代人は顎が小さくなってきているため、親知らずが骨の中に水平に埋まったままや歯の頭の部分が少しだけ歯肉から出ていることが多くなっています。 そのままにしておくと親知らず自体が虫歯になるばかりか、接している一本手前の歯まで虫歯になってしまうこともあります。また歯周病になって親知らずの周りの歯茎が腫れたり、横に向かって生えた親知らずのせいで歯並び・噛み合わせが悪くなってくる等、問題が出ることがあります。親知らずの診査は主にレントゲン診査になります。当院では最新のデジタルレントゲンを導入し、鮮明な画像による診査を行っております。また従来のレントゲンと比べ被曝線量は約10分の1に抑えられておりますのでお身体にもやさしいです。
また当院では
・恐怖心の強い患者様には笑気麻酔を使用し処置を行います。
・他院にて困難と言われた抜歯についても処置いたします。
どうぞお気軽にご相談ください。

顎関節症

口を開けると耳の前の顎の関節のところが痛い、カクカク音がする、口が十分に開かないなどの症状があるときは、顎関節症が疑われます。顎関節症は急増しており、10代後半~30代の女性に多く見られます。なぜ男性より女性の方が多いのかはまだよくわかっておらず、「女性の方が男性より骨格や筋肉が弱いから」あるいは、「女性ホルモンが関係する」など、いろいろな説があります。治療には日常生活上の注意、薬物療法、マウスピースのような装置(スプリント療法)が用いられます 。

矯正歯科

矯正治療の目的は、不自然な位置にある歯や顎の骨を適切な位置に導くことにより、美しい歯並び、正しい噛み合わせ、そしてバランスのとれた口元にすることです。
矯正治療で歯並びが良くなると、歯をきれいに磨けるため虫歯や歯周病になりにくくなります。また、食べ物をきちんと噛むことができるため、消化効率も良くなります。その結果、口の中はもちろん、身体全体の健康にもつながるのです。精神面においてもコンプレックスから解き放たれ、魅力的な笑顔は他の人に与える印象を格段にアップすることでしょう。

セカンド・オピニオン

セカンド・オピニオンとは、一言で言うと、主治医以外の医師の意見のことです。
この制度は、もともとアメリカなどで癌など大きな治療を受ける場合、治療方法の選択や、どの病院のどの医師に治療を受けるべきかなどの選択に迷ったときに、複数の医師の意見を聞くことにより、最後に患者さんが納得して自由に治療方法や医師を選択決定できるように考え出された制度です。
患者さんは治療方針や診断に関して専門的な知識に乏しいことが多く、医師から示される治療方法等に対して、良く判らないとか、どういう選択をしたら良いか迷ったり困ってしまう事が発生します。特に手術が伴うようなケースや高額な費用を伴うようなケースでは、一人でも多くの専門家の意見を聞くことが納得のいく治療につながるのではないでしょうか。
セカンド・オピニオン、そしてインフォームド・コンセント(十分な説明と理解)で、疑問点や不安は事前に取り除きましょ う。